「甲州」は、日本固有のぶどう品種ですが、実は自然界の大冒険を経て、日本までやってきました。DNA解析の結果、カスピ海の近くコーカサス地方で生まれた「ヴィティス・ヴィニフェラ」というぶどう品種が、シルクロードを渡って日本までやってくる過程で、中国の野生種「トゲブドウ」と交雑し、再び「ヴィティス・ヴィニフェラ」と交配したと推測されています。
それから日本の気候・風土に順応した「甲州」は、昔からフルーツとしてそのまま食べるようにも栽培されてきました。(江戸時代は薬用としたという記述も!)
2010年にO.I.V.(国際ぶどう・ぶどう酒機構)に品種登録されたことによって国際的に輸出されるワインのラベルに品種表記することが認められ、これからますます日本ワインを代表するぶどう品種として世界からも注目される品種です。
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