
登美の丘ワイナリーの畑から「FARM 登美の丘」誕生
登美の丘ワイナリーでは、150ヘクタールの広大な敷地の中で、特に条件の良い約25ヘクタールにぶどうを植え、約50の区画に分けて管理をしています。
50の区画はそれぞれ、日照時間や標高差はもとより、斜度や土壌、風の通り方や水のはけ方等が違います。我々はその区画の個性に合わせて、ぶどう品種や樹の仕立て方法、管理方法を変えて、その区画の特長を引き出せるようなきめの細かい栽培管理をし、小分け仕込みする事で畑の魅力を最大限引き立てる取組みをしています。
今回、新たにリリースされる新シリーズ「FARM 登美の丘」は、そんな取組みの中で、登美の丘ワイナリーの畑の中でも、特に限定された区画の魅力や個性を表現したシリーズです。

まずは、3つの個性から
今回は、3種のワインを同時にリリースすします。
色づきがよく、遅摘みで健全性を確保できる区画の甲州を醸し仕込みした甲州オレンジ。(登美の丘ワイナリーでは初のオレンジワインです。)
シャルドネの有機栽培区画からのぶどうを使用した、有機栽培ぶどう使用のシャルドネ。
良質なプティ・ヴェルドを生み出す3区画の畑からのぶどうからつくったプティ・ヴェルド単一品種の赤ワイン。
の3つです。
いずれも、各区画の魅力を表現した個性的ワインです。是非、ワインを通して、登美の丘ワイナリーのテロワールを感じていただければと思います。
成熟を待って遅摘みで収穫しても健全性が確保できる畑(B-12区画)の「甲州」を用いて、醸し仕込みを実施したいわゆるオレンジワインで、登美の丘ワイナリーでは初めてのリリースとなります。
色づきよく、凝縮感のあるぶどうの魅力を最大限活かすため、しっかり醸して成分抽出を促し、醸し期間は日々の官能評価を通して、香味変化を追って二十四日間という適切なタイミングでプレス。
アプリコット、黄桃、樽の香りが感じられるふくらみのあるワインです。
登美の丘ワイナリーで標高の高いエリアにあり、背後に広がる森の自然と調和する有機シャルドネの畑(D-1,2区画)のぶどうを使用。
より熟度を求め、丁寧な栽培管理と適期を見極めたぶどう収穫を実施して、ふくよかな果実味と甘みある香りが広がる、エレガントで複雑な印象を持つシャルドネとなりました。
登美の丘ワイナリーで高い質感を発揮するプティ・ヴェルド。これは、ワイナリー最高峰の赤ワイン「登美 赤」にも使用されるA4a区画からのぶどうも入った1本。
完熟するまでしっかり待ったブドウを丁寧に圃場および選果台で選果を実施。
醸造では今ヴィンテージからプレスワインの品質にこだわり、つくり手がプレス中ずっと立会い、果実味とタンニンの質が良いタイミングでプレスした後、アッサンブラージュにて充実感のある味わいに仕上げました。

是非お試しください!