甲州で世界基準の白ワインを造る取組みは約10年前からスタートしました。
そして今年、世界的な権威のあるワインコンクール「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード2024」において、「登美 甲州 2022」が同アワード最高位の賞である「Best in Show」を受賞。さらに「登美の丘 甲州 2022」が金賞を「甲州 日本の白2021、2022」が銀賞を受賞。と、我々の取組みが世界に認められることとなりましたが、SUNTORY FROM FARMでは、受賞した登美の丘以外の産地でもその土地の個性に合わせた甲州づくりに取り組んでいて、この9月の新商品リリースにより、「登美の丘」以外で、4つの産地名を冠した甲州が揃いました。
すだちやかぼすなどの和柑橘のような香りと、洋梨や青リンゴの青みがかった香りが調和。やわらかくクリーンな口当たり、ボリューム感のある旨味や甘み、「甲州」種特有のわずかな渋みも感じさせる白ワインです。
千年以上の栽培の歴史を持つとされる日本固有品種「甲州」を100%使用。外観は輝きのある淡い色調です。食事の邪魔をしない、繊細な味わい。刺し身から唐揚げまで、さまざまな料理と好相性。飲み飽きない美味しさは、普段の食卓にぴったりの一本です。
八朔や夏蜜柑などの少しほろ苦さのある和柑橘を思わせる上品な香り、フレッシュで穏やかな酸味、爽やかな渋み。遅摘みぶどうならではの凝縮した果実味が、味に厚みをもたらせています。
バランスのとれた味わいで、春夏秋冬、ランチやディナーにと、飲むシーンを選びません。普段の食事やカジュアルなシーンで、さまざまな料理とマリアージュをお楽しみください。
冬は極寒の冷涼地立科。この地で甲州の魅力をもっと引き出したい。23年は樹により異なるぶどうの成熟状態に着目し、それぞれ最適なタイミングを見極めて収穫したのち、別々に醸造を実施、レモンやグレープフルーツなどの柑橘類や白桃を思わせる透明感のある香りが豊かに感じられ、果実の自然な甘さとはつらつとした酸味が魅力のワインとなりました。
標高が高く冷涼な長野県、古くから地元栽培家(サントリー赤玉出荷組合)と日本の赤ワインの歴史を拓いてきた塩尻の地で取り組む甲州での新たな挑戦。大小の石が転がる水はけの良い土地で、香りと味わいの豊かな甲州を目指して2016年植樹、初めて単独での醸造を実現した2022年は小粒に育ったぶどうからカボスなどの柑橘を思わせる、はつらつとした酸味が魅力のワインが出来上がりました。これからも塩尻ならではの甲州の品質を追求していきます。
甲府盆地を一望でき、富士川沿いからの風が流れ込む、水はけのよい広大な南アルプスの畑。サントリーはこの畑から生み出されるワインに期待を膨らませながら甲州に特化して、標高、樹の系統、土質などに注目して区画を分け、それぞれの個性を引き出す取り組みをしています。
23年は果実の熟度が高く、リンゴや洋ナシのような豊かな香りと味わいを感じられるワインが出来上がりました。
豊富の丘は、甲府盆地を見渡す小高い丘で、太陽の陽を燦々と浴びた凝縮感のあるぶどうが生まれる土地です。その特長的なぶどうの力を最大限発揮させたいという想いからうまれたのがこのワインです。
新しい技術への挑戦を続け、豊富の丘の持つ力強さは、美しく色づいた凝縮度の高いぶどうとして実を結びました。
ふくよかな口当たりと爽やかな香り、後味のほろ苦さが心地よく、丘の上で陽の光を存分に浴びて育った甲州は太陽の色をしたワインに仕上がりました。
この9月にリリースされた、産地の異なるワインのみらいシリーズの「甲州」4種をセットにしました。
産地によるテロワールの違いから来る味わいの個性を感じていただけるFROM FARMならではの甲州ワインセットです。
この10年間、世界基準の高品質な甲州ワインをつくるため、様々な取組みや挑戦をしてきた「甲州」への熱い想いをたっぷりとご堪能いただける特別コースをご用意しました。最終月の12月には、デキャンタ―・ワールド・ワイン・アワード2024で日本初の最高賞を受賞した「登美 甲州2022」をお届けします。
多彩なFROM FARMの甲州を是非おたのしみください!