つくり手メッセージ
「登美の丘シャルドネ」は、ボリューム感のある味わいが魅力。グラタンなど、こってりとしたホワイトソース系の料理とのマリアージュをお楽しみください!
私は、若い頃から大のワイン好き。昔は名古屋のフレンチレストランでソムリエ見習いのアルバイトをしていました。でも「何か違うぞ?」と働いてみて思ったのです。ワインは好きだけれどサービスとして提供する側ではなく、ワインづくりそのものに興味があるのだなと。そこで専門学校を卒業後、ワーキングホリデーでフランス・ブルゴーニュ地方に1年間留学。さらに、ワイン学校で醸造を学んだり、地元のワイナリーで働き、ワインづくりのノウハウを身に付けました。本当はそのままフランスで働くのが夢でしたが……労働ビザを取得するのが難しかったので帰国。それならば、日本でちゃんとした品質のものを作れるワイナリーでワインを作ろうと、サントリーに入社しました。
2011年から5年間はぶどう栽培を担当し、2016年からワインの品質管理と商品の開発に携わっています。開発に関しては、新しい醸造方法を考えたりもしています。ちなみに去年の仕込み時は、ジェントル(無破砕法・赤ワインを作る際に、ぶどうの実を極力潰さず作る方法。種が砕かれない分、渋みを抑えられる)を採用してみました。時代はテクノロジーがますます進化していますが、私たち醸造家は最新の技術を取り入れつつも地道でアナログな作業をとおして、より美味しいワインづくりに励んでいます。