立科町の甲州
ぶどう品種「甲州」は9割以上を山梨で栽培。この品種の新たな可能性や更なる魅力を引き出していきたい、そんな想いで冷涼地の立科を選び、2016年より甲州栽培に挑戦しました。
立科は、年間通じて気温が低く特に成熟期の最低気温は他産地に比べ非常に低く生育期を通じた降水量も少ないという気候的特徴があるため完熟させても酸が維持されリッチな果実味と酸がありながら、シトラス系の香りを得られるぶどうができる貴重な産地であることが分かってきました。
甲州種は日本でワインを造る意味を特に強く感じる品種です。新たな産地や栽培・醸造方法など、さらなる魅力を探求していきたいと思います。