しなやかさやしっかりとした骨格が感じられる上品で力強い味わい
ぶどう畑は、蔵王連峰に囲まれた山形県南部に位置していて標高約370m、南向き斜面の畑です。
9月に入ると昼夜の寒暖差が大きく、夜は一気に冷え込み、ぶどうの着色・凝縮感が一気に上がり果実味溢れるぶどうが収穫できる土地になっています。
カベルネ・ソーヴィニヨンの畑は蔵王山麓の陽あたりのよい傾斜地にある畑で、2021年は収穫量を減らす取組にも挑戦したことで、凝縮感があり香り豊かなワインに仕上がりました。
プラムや佐藤錦などの赤いさくらんぼを連想させる果実の香りに、甘唐辛子と山椒の葉の様な涼やかなアクセントが特長的。綺麗に溶け込んだ樽の甘い香りが複雑さを与え、繊細さのあるやわらかな果実味と、ハリのある酸、キメの細かいタンニンの上品なワインに仕上がったヴィンテージです。