柔らかくも凝縮感のある奥行きのある味わい
2021年は、7月は高温、晴天日が多く続き、果実は小粒な傾向でしたが、8月の記録的な降雨と低温により、べレゾンは1週間程度遅れ、完熟までには時間を要しました。9月中旬以降は晴天が続き、最低気温も低く推移したことから、糖度や着色が促進され、概ね健全性を確保しつつブドウの成熟を待つことができた年でした。
出来上がったワインの味わいは、黒苺やダークラズベリーなどのギュッと味の詰まった濃い色調のベリーを連想させる香りに、スミレの花と甘い樽からのヴァニラのタッチがあり、クリアで引き締まった透明感のある果実味と、塩尻らしい冷涼感のある酸味、量は多くないけどピシッと焦点を定めるタンニンが印象的な力と骨格のある赤ワインです。