ぶどうは1年に1度しか収穫できません。
そんなぶどうからできるワインも1年に1度しか仕込めません。
その年ごとの天候に向き合いながら、手塩に掛けてぶどうを育てる栽培家。神経を研ぎ澄ませ、ぶどうの個性を引き出す醸造家。チームの連携で、今年も無事ぶどうを収穫し、ワインをつくれる喜びと自然への感謝を新酒に込めました。
マスカット・ベーリーA ロゼ
心躍るようなピンク色の秘密は、赤ワインの仕込み途中で淡い赤色に色づいたタイミングで引き抜いた(セニエ)果汁と、マスカット・ベーリーAのぶどうをそのまま絞って得られたピンク色の果汁を別々にワインにして、最適なバランスでブレンドをしているから。
ストロベリーなどのフルーティーな香りを引き出す複数の酵母を選定して醸造することで、いちごのようなかわいらしく、華やかな香りのロゼワインに仕上げました。
甲州
新酒らしい華やかでフルーティな味わいに仕上げるため、様々な工夫を凝らしてつくっています。果汁が酸素に触れないようにプレスして得たフレッシュな果汁を、果実や花のような香りを引き出す複数の酵母を選定して低温でじっくりと醸造しました。複数の原酒をつくり分けて、最もバランスの良い配合にブレンドをおこなうことで、ワインに複雑味や奥行きを与えています。今年も無事ぶどうを収穫できた喜びと自然への感謝の気持ちをワインに込めて、皆様にお届けします。
栽培家 大山弘平
新酒は、その年らしさが感じられることが大事だと考えています。2021年ならではの個性、山梨らしさ、そしてサントリーらしさが感じられること。今年のぶどうは健全で華やかな香りを持つ印象で、醸造家のイメージに合うぶどうが収穫できたんじゃないかなと思っています。難しく考えずにシンプルな旬な食材と、「新酒を買ったので、久しぶりに七輪でサンマでも焼く?」「いいね。」のような会話に溶け込む存在になったらいいですね。
栽培家 鈴木謙作
サントリーの新酒は山梨県産のぶどうのみでつくっています。ぶどうは育った地域の個性が出るので、産地である山梨や品種の特長が楽しめるワインになることを意識して、健全に育てました。今年はとてもジューシーで爽やかな味わいのぶどうになったと思います。私たちのワインも含めて食事全体で季節を感じてもらいたいので、旬の食材と楽しんでいただけたら嬉しいです。
醸造家 圓谷朱理
今年の新酒の味わいづくりや、お客様に安全安心なワインをお届けするための品質管理も担当しました。栽培チームや農家さんの手で丁寧に育てられたぶどうの美味しさを最大限引き出した素晴らしいワインにしたい!と思ってつくったのですが、飲んで幸せな気持ちになるような、ジューシーでフレッシュな味わいに仕上がって、とても満足しています。
家族やご友人などと一緒に、秋の空気を感じながら楽しんでいただきたいです。
なんだか新酒、気になってきたというかたは、下の写真をクリックして製品ページもチェックしてみてくださいね。