登美 赤 2017

樽香や果実香の多層的な香り、滑らかなタンニン、丸みを帯びた上品で柔らかな味わい…。1986年の発売以来、40年にわたって日本ワインをリードしてきた、「登美の丘ワイナリー」のフラッグシップワイン。登美の丘ワイナリーの中でも、ごく限られた好区画で徹底した収量制限により育てられたメルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン等を絶妙にブレンドしています。ワイナリー最高峰の味わいをご堪能ください。

ワインのつくり手にとって、ぶどうの樹は生産設備そのもの。大切な財産です。過去に先輩方が植えた樹から私達がぶどうを収穫しワインを醸造、そして後輩達につないでいきます。そのため、現在はもちろん、未来を見据えたぶどう作りが重要になってきます。以前の「登美 赤」は、カベルネ・ソーヴィニヨンが主体の力強い味わいでしたが、近年の気候変動により、ここ数年は暑さに比較的強いメルローやプティ・ヴェルドに主軸を変更。柔らかで自然体の味わいは、今の「登美の丘ワイナリー」を体現しています。刻々と変化する気候に合わせるため、10年後は別の品種をブレンドしているかもしれませんが…それは、それで楽しみです！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「登美 赤」は、サントリーのフラッグシップであると同時に、国内のつくり手さん達からも高い支持をいただいています。他の日本ワインでは感じられないような圧倒的な存在感は、日本を代表するワインの一つといっても過言ではありません。「登美の丘ワイナリー」の40年の歴史を感じながら、じっくり味わっていただきたいです。